专利摘要:
アプリケータの胴体部の中におけるタンポン用綿撒糸のブルーミング(水分による膨張)を弱め、好ましくは無くすことができる改良されたタンポン・パッケージおよびその製造方法を提供する。タンポン・パッケージは、包装材の中に封入されたタンポン・アセンブリを有する。包装材は、その周囲部分において連続的に封止され、タンポン・アセンブリを包含するための空気から密封された内側のチャンバーを形成する。一具体例において、包装材は、水分を遮断する材料から作られる。水分を遮断する材料は、例えば、ポリオレフィンもしくはポリエチレン・テレフタレートおよびエチレン・ビニール・アセテート材料のラミネートである。
公开号:JP2011515199A
申请号:JP2011501998
申请日:2009-03-25
公开日:2011-05-19
发明作者:エジェット、キース、ジェイ.;グラージ、フランク、エス.;タケット、ダグラス、エル.;ドウアティ、ユージーン、ピー.
申请人:プレイテックス プロダクツ エルエルシー;
IPC主号:A61F13-20
专利说明:

[0001] 本願発明は、広くはタンポン・パッケージに関し、より具体的にはタンポン・アセンブリを空気、湿気、および不純物から守る包装によって包み込む連続的な周囲部分の封止部を有するタンポン・パッケージに関する。]
背景技術

[0002] 一般的に言って、タンポン用綿撒糸は通常、当該タンポン用綿撒糸および当該タンポン用綿撒糸をその中に包含するアプリケータを含むタンポン・アセンブリの一部分として販売される。アプリケータは、典型的には、タンポン用綿撒糸をその中に包含するアプリケータの胴体部および当該タンポン用綿撒糸を当該アプリケータの胴体部から押し出すためのプランジャーを有する。タンポン・アセンブリは各々、タンポン用綿撒糸をアプリケータの胴体部から押し出すためにユーザに要求される力に関して異なっている。しかしながら、押し出すための力(押出力)は、使い易さを実現するために、一般的には最小となるように設計されている。]
発明が解決しようとする課題

[0003] タンポン・アセンブリは、通常オーバーラップ(以下、単に「包装」と言う)によって個々に包装されている。従来の包装には、一般的に空気、水分、および不純物が当該包装に浸透してタンポン・アセンブリに接触することを許容してしまうような紙その他の材料が用いられる場合がある。容易に理解されるように、タンポン・アセンブリは、当該アセンブリを「経年劣化」に導く様々な条件下で、また様々な使用されるに至るまでの時間の長さにおいて保存され得る。経年劣化は、タンポンが販売流通網の中にある間、および消費者によって購入された後に生じ得る。経年劣化、殊に湿度の高い環境下での経年劣化は、「ブルーミング」を引き起こし得ることが分かっている。ブルーミングとは、水分がタンポン用綿撒糸の吸収性材料によって吸収されることにより、当該綿撒糸が半径方向に膨張する状況である。容易に理解されるように、タンポン用綿撒糸がアプリケータの胴体部の中において時期尚早に膨張(例えば、ブルーム)することは、望ましくない。胴体部の中での時期尚早な膨張は、少なくとも部分的に膨張したタンポン用綿撒糸をアプリケータの胴体部から押し出すために必要とされる力(押出力)を増加させることになる。ブルーミングは、水分がタンポン用綿撒糸に接触している間はずっと続く。そのようにして、もしタンポン用綿撒糸が非常に長時間、水分に晒されているならば、必要とされる押し出すための力(押出力)が著しく増加するかもしれない。容易に理解されるように、タンポン用綿撒糸をアプリケータの胴体部から押し出すために必要とされる力(押出力)の著しい増大は、いかなる場合であっても望ましくない。]
課題を解決するための手段

[0004] 本願発明者たちは、アプリケータの胴体部の中におけるタンポン用綿撒糸のブルーミングを弱める、好ましくは回避することができる改良されたタンポン・パッケージに対するニーズが存在することに気付いた。本願発明者たちは、タンポン・アセンブリを空気、湿気、および不純物から守る包装の中に包み込むための連続的な周囲部分の封止部を有するタンポン・パッケージは、タンポン用綿撒糸をアプリケータの胴体部から押し出すために必要な力(押出力)の増大を導き得る時期尚早のタンポン用綿撒糸のブルーミングという上述の認識された問題および欠点を克服する、ということを発見した。]
[0005] 本願発明は、一側面において、包装材の中に封止されたタンポン・アセンブリを有するタンポン・パッケージである。タンポン・アセンブリは、アプリケータの胴体部の中に包み込まれたタンポン用綿撒糸を有する。包装材は周囲部分を有し、当該周囲部分において連続的に封止され、その内側にタンポン・アセンブリを保有する気密のチャンバーを形成する。]
[0006] 一具体例において、包装材は水分を遮断する材料から成る。本願発明の一側面において、当該水分を遮断する材料は、ポリオレフィンもしくはポリエチレン・テレフタレート(PET)を基部とする層およびビニール・アセテートの封止剤から成る層を含んだラミネートから構成されてもよい。例えば、水分を遮断する材料は、ポリエチレン(PE)を基部とする層およびエチレン・ビニール・アセテート(EVA)の封止剤の層から構成されてもよい。そして、随意に、EVAは、包装の内側であってもよい。]
[0007] 他の具体例において、水分を遮断する材料は、ポリプロピレン(PP)を基部とする層およびエチレン・ビニール・アセテート(EVA)の封止剤の層から構成されてもよい。また別の具体例において、水分を遮断する材料は、ポリエチレン(PE)を基部とする層および高密度のポリエチレン(HDPE)の封止剤の層から構成されてもよい。さらに別の具体例において、水分を遮断する材料は、ポリエチレン(PE)を基部とする層およびポリプロピレン(PP)の封止剤の層から構成されてもよい。]
[0008] 本願発明の特徴および利点は、後述される発明を実施するための形態を図面とともに考慮することによって、よりよく理解されるだろう。]
図面の簡単な説明

[0009] 図1は、後述するC型に折り畳んだタンポン・アセンブリの概略断面図である。
図2は、後述する包装を有するタンポン・アセンブリ・パッケージの概略平面図である。
図3は、後述する包装を有する他のタンポン・アセンブリ・パッケージの概略平面図である。
図4は、後述する包装を有するまた別のタンポン・アセンブリ・パッケージの一部分の概略平面図である。
図5は、高湿度の条件下で従来のタンポン・アセンブリにもたらされる経年劣化の悪影響を表す実験結果である。] 図1 図2 図3 図4 図5
実施例

[0010] 図面において、各要素には参照番号が付されているが、全ての図面の説明においてそれらの番号が参照されるとは限らない。]
[0011] 図1に示されるように、タンポン・アセンブリ12は、効果的にタンポン・アセンブリ12を取り囲み、タンポン・アセンブリ12を内側のチャンバー14の中に包み込む包装材10によって包装されている。包装材10は周囲部分が封止されており、その結果として内側のチャンバー14は実質的に気密に封止されており、以下に説明するように改良されたタンポン・パッケージ18を形成する。一具体例において、包装材10はC型に折り畳まれるように配置されたタンポン・アセンブリ12を包み込む熱可塑性材料のシートを有している。図2および図3に示されるように、包装材10は、周囲部分が連続的に封止されている。それは、一般的に20という参照番号によって示されている。その結果として、封止材10の第一の側部10aは、封止材10の第二の側部10bに貼り付けられている。] 図1 図2 図3
[0012] 本願発明にかかる包装材10は、空気、水分、および不純物が内側のチャンバー14に入ってくること、および封止されたタンポン・アセンブリ12に接触することを妨げる障壁を形成する熱可塑性のシートである。一具体例において、熱可塑性の材料は、合成高分子材料および、随意に、熱可塑性材料の2以上の層から成るラミネートの単一のシートである。一具体例において、包装材10は、例えばポリオレフィンの層およびビニール・アセテート材料の層の共押出ラミネート等のような水不浸透性の材料から成る。一具体例において、共押出ラミネートは、基部となるポリエチレン(PE)の層およびエチレン・ビニール・アセテート(EVA)の封止剤を有する。代替的に、例えばポリエチレン・テレフタレート(PET)もしくはポリプロピレン(PP)が、PEの層の代わりに用いられてもよい。しかしながら、本願発明者たちは、PEはPETもしくはPPの包装よりも開ける時に雑音が少ない包装を提供するということに気付いた。一具体例において、包装材10の厚さは、約0.6から3.6ミルまでの範囲内であり、好ましくは約1.0から1.6ミルまでの範囲内である。一具体例において、封止剤の層(例えば、エチレン・ビニール・アセテート(EVA)の層)の厚さは、封止材の層を付加物とした場合の他の部分に対する封止材の層のパーセンテージで表現した場合、約5から25パーセント(5−25%)までの範囲内に含まれ、好ましくは約9から18(9−18%)パーセントまでの範囲内に含まれる。]
[0013] 一具体例において、包装材10は、熱に対して弱い。したがって、周囲部分の封止部20は、例えば熱圧着、音速の溶着、連続的なビード高温溶着剤、もしくは包装材10の第一の側部10aを第二の側部10bに固着させるための他のいかなる適切な方法によっても形成され得る。一具体例において、包装材10は、ポリプロピレン(PP)およびEVAの層を有する共押出ラミネートから成る。この場合、EVAの層は、包装におけるPPの層の内側に配置される。PPおよびEVAの共押出ラミネートは、プリアント社(ニューポート・ニュース、バージニア州)から製品コードXP9475Aとして購入することが可能である。]
[0014] 図1に示されるように、そして上述したように、改良されたタンポン・パッケージ18は、タンポン・アセンブリ12の周りにC型に折り畳んだ熱可塑性の包装材10のシートによって形成される。連続的な周囲部分の封止部20は、包装材10の2つの側部部分10aおよび10bを互いに貼り付ける。図2および図3に示されるように、封止部20は、包装材10の周囲の部分を横断する少なくとも1以上の連続的な封止部(例えば、封止部22並びに32、34、および36)を有する。一具体例において、連続的な周囲部分の封止部20はまた、少なくとも二番目の連続的な封止部24を有する。例えば、図2に示されるように、連続的な周囲部分の封止部20は、圧着等による単一の封止処理によって形成される第一の単一の周囲部分の封止部22、および単一の封止処理によって形成される第二の単一の周囲部分の封止部24を有する。第一の封止部22および第二の封止部24が同時に、もしくは連続的に形成されてもよいことは理解されるべきである。図3に示されるように、連続的な周囲部分の封止部20が多段階の封止処理によって形成されることもまた、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、封止処理の第一の段階は直線的な熱圧着によって包装材10の第一の端部10cおよび第二の端部10dに、それぞれ第一の閉じ目32および第二の閉じ目34を形成する。封止処理の第二の段階においては、側部の閉じ目36が、第一の閉じ目32および第二の閉じ目34と交差するように形成される。容易に理解できるように、第一の閉じ目32、第二の閉じ目34、および側部の閉じ目36は、全体として連続的な周囲部分の閉じ目20を形成し、改良されたタンポン・パッケージ18の内側のチャンバー14の中にタンポン・アセンブリ12を封止する。一具体例において、第一の閉じ目42、第二の閉じ目44、および側部の閉じ目46から成る少なくとも二番目のグループが包装材10の周囲部分に形成される。封止部32、34、42、および44は、同時にもしくは連続的に形成されてもよいということもまた、理解されるべきである。同様に、側部の封止部36および46も同時に、もしくは連続的に形成されてもよい。] 図1 図2 図3
[0015] 一具体例において、包装材10は、例えばV字型の切り込み、もしくは平行に並べられた複数のミシン目等の構造50を有する。それらは、一の端部(例えば、端部10c)に設けられ、タンポン・パッケージ18を開けるとともにタンポン・アセンブリ12を取り出すことを容易にする。図2および3に示されるように、構造50は、包装材10の外側のエッジ(例えば、端部10c)から周囲部分の封止部20近傍のポイントまで広がっている。タンポン・パッケージ18は、構造50から包装材10を周囲部分の閉じ目(例えば、閉じ目22および24、もしくは閉じ目34および44)を横断して破るように、包装材10に力をかけることによって開けられる。図4に示されるように、そして上述したように、構造50は、印刷されたパターンのV字型の切り欠き51を有してもよい。この場合、切り欠き51には、例えば切り欠き51の中心部等の切り欠き51の一部分に切れ目(例えば、スリット)52が設けられている。印刷されたV字型の切り欠き51の少なくとも認識される利点の一つは、包装材10から切り取られる穿孔くずが積もることを回避することができることである。その穿孔くずは、製造中に機械の上に積もるかもしれない。容易に理解できるように、そのような積もったくずは少なくとも邪魔であり、最悪の場合は機械に損傷をもたらす。] 図2 図4
[0016] 一具体例において、パッケージ内のブルーミングの可能性を最小限にするために、タンポン・アセンブリ12は湿度が制御された環境の中においてタンポン・パッケージ18内に封入される。その結果として、内側のチャンバー14内に封入される空気は最小限になる。水分についても同様である。代替的に、もしくは付加的に、封入の作業に真空パッキングおよび殺菌のプロセスの少なくとも一方を用いてもよい。その結果として、実質的に全ての空気、水分、および不純物は、内側のチャンバー14を封止するに先立ってチャンバー14から排出される。]
[0017] 上述した封止処理のステップが、水分がタンポン・パッケージ18に浸透してくる機会を、完全には回避できなくても、最小化する一方で、タンポン・パッケージ18は、例えばバクテリア、ほこり、および他の望ましくない物質等の不純物が内側のチャンバー14に入ってくることを抑止するように働き、それらの不純物がタンポン・アセンブリ12および殊にタンポン用綿撒糸の衛生状態を危険に晒すことを妨げる、ということはまた評価されるべきである。]
[0018] 以下に説明されるように、タンポン・パッケージ18は、タンポン用綿撒糸の時期尚早なブルーミングおよび製品の汚染を、完全には回避できなくても、実質的に減少させる。そのことは、従来のタンポン・パッケージに対する顕著な改良であり、タンポン用綿撒糸をアプリケータの胴体部から押し出すために必要とされる力における安定性(設計されたレベルにおいて)をもたらす。本願発明のもう一つの利点は、携帯可能で衛生的なタンポン・パッケージ18を提供することができるということを含む。それは、従来技術において開示されていない点である。]
[0019] 本願発明に従って構成され使用されるタンポン・パッケージ18の利点のいくつかは、以下の既に存在しているタンポン・パッケージの研究を理解することによって、そして本願発明にかかるタンポン・パッケージ18をこれらの従来のタンポン・パッケージと比較することによって、実証される。]
[0020] 試験の目的のために、経年劣化はしばしば意図的にタンポン・アセンブリを特定の時間だけ特定の温度および湿度の条件下に晒すことによってシミュレートされる。経年劣化、殊に湿度の高い環境下での経年劣化は、タンポンをアプリケータの胴体部から取り出すために必要な押出力の増加を引き起こし得る、ということが分かっている。]
[0021] 実施例1
図5に結果100を示す最初の例において、様々な従来の包装されていないタンポン・アセンブリを、7日間、華氏90度および湿度90パーセントの経年劣化のサイクルに晒した。当該経年劣化のサイクルの終了時点において、タンポン・アセンブリを試験し、タンポン用綿撒糸を対応するアプリケータの胴体部から押し出すために必要とされる力(押出力)を特定した。当該試験の結果100は、必要とされる押出力を示し、それは約40から約180オンスまでの範囲内に入った。その結果に示されているように、時間が経っているタンポン・アセンブリは、新しいまだ晒されていないタンポン・アセンブリと比較して大きな押出力が必要であった。新しいまだ晒されていないタンポンに対しては、押出力が10から60オンスまでの範囲内に入ることが一般的に好まれる。] 図5
[0022] 図5に示されている経年劣化のサイクルの結果100の評価は、水分を吸収することによるアプリケータ内での時期尚早なタンポン用綿撒糸のブルーム(例えば、半径方向の膨張)が、典型的に高温および高湿度の環境において見られることを示している。例えば、一般的に110の参照番号によって示されるタンポン用綿撒糸のサンプルは、「レギュラー」の吸収性(以下の実施例2から5までにおいて検討する)にランク付けされ、経年劣化後の押出力が45オンスであった。したがって、結果100は、経年劣化および殊に高温、高湿度の条件下での経年劣化がタンポン・アセンブリに与え得る望ましくない効果を証明している。この場合、それらのタンポン・アセンブリは、そのような環境から適切に守られていなかったといえる。] 図5
[0023] タンポン・アセンブリがそのような環境条件下に晒されることを防ぐことに対する必要性が証明されたので、発明者たちは、包装されたタンポン・アセンブリが経年劣化の影響を緩和させることの効果を評価しようとして、さらなる試験を行った。]
[0024] 「レギュラー」の吸収性にランク付けされたタンポン用綿撒糸を含んだタンポン・アセンブリの最初のセットを包装により封止した。ここで用いた当該包装は、1.0ミルの厚さで、ポリプロピレン(PP)を基部とする層およびエチレン・ビニール・アセテート(EVA)の封止剤の層を有する共押出のラミネート・フィルムである。最初のタンポン・アセンブリ・パッケージは、3日間、華氏78度で75パーセントの相対湿度(RH)の経年劣化のサイクルに晒した。この経年劣化のサイクルの後に、タンポン・アセンブリの最初のセットを測定した。それに加えて、シンジナの吸収性の試験を行った。それは、米国食品医薬品局(FDA)の試験方法(21CFR801.430(f)(2))によって詳述されている。シンジナの吸収性(例えば、漏れるポイントでのタンポンのトータルの吸収性)の測定値は、以下の第1A表の「吸収性」(グラム)の列において示される。トータルの吸収性は、公平な条件下で押出力が評価されるために同等であることが望ましい、ということに留意すべきである。さもないと、より低いトータルの吸収性の綿撒糸が、同じ吸収密度において明らかにより低い押出力を有するだろうからである。観察された結果は、以下の第1A表において一覧にされている。]
[0025] ]
[0026] 第1A表に示されるように、タンポン・アセンブリ・パッケージの最初のセットの平均押出力は、24.31オンスであった。そして、当該タンポンのトータルの吸収性は、約7.86グラムであった。]
[0027] タンポン・アセンブリの二番目のセットは、「レギュラー」の吸収性にランク付けされるタンポン用綿撒糸を含み、以下に説明されるようにPP-EVAの水分を遮断する材料から成る包装の中に配置されている。ここで、EVAはPPの内側に配置されている。そして、その後、連続的な周囲部分の封止によって空気が入って来ないタンポン・アセンブリ・パッケージを準備した。タンポン・アセンブリ・パッケージの二番目のセットは、タンポン・アセンブリの最初のセットにおいて概説したのと同様な経年劣化のプロセスに晒した。それは例えば、3日間、華氏78度の温度および75パーセントの相対湿度(RH)である。この経年劣化のサイクルの後に、上述したように、押出力およびその他の測定を行った。その結果を、以下の第1B表に示す。]
[0028] ]
[0029] 第1B表に示されるように、タンポン・アセンブリ・パッケージの二番目のセットの平均押出力は12.72オンスであった。そして、当該タンポンのトータルの吸収性は約7.84グラムであった。]
[0030] 第1A表および第1B表のデータを比較すると、空気が入らず水分を遮断した包装によって封止されたタンポン・アセンブリの平均押出力は、製品全体包装によって包装されたタンポン・アセンブリの平均押出力を著しく下回っていることが分かる。例えば、12.72オンス対21.34オンスである。一方、トータルの吸収性は、7.84グラム対7.86グラムというようにほぼ同じであった。これらの最初の例における一連の結果は、周囲部分を連続的に封止するタンポン・パッケージがタンポン・アセンブリを空気、水分、および不純物から守る包装によってタンポン用綿撒糸の時期尚早なブルーミングを最小化し、それゆえ当該タンポン・パッケージが晒される経年劣化の環境に関わりなく安定的な押出力を供給する、という発明者たちの発見を実証している。]
[0031] 実施例2
二番目の例の分析において、発明者たちは、実施例1の製品全体包装のされた「レギュラー」の吸収性にランク付けされるタンポン用綿撒糸を含んだタンポン・アセンブリの三番目のセットの包装を行った。この分析において、当該タンポン・アセンブリを、より長い時間の経年劣化に晒した。例えば、三番目のタンポン・アセンブリ・パッケージは、7日間、華氏78度の温度で75パーセントの相対湿度(RH)の経年劣化のサイクルに晒した。この長い経年劣化のサイクルの後に、上述したように、三番目のタンポン・アセンブリの押出力その他の測定を行った。その結果を以下の第2A表に示す。]
[0032] ]
[0033] 第2A表に示されるように、タンポン・アセンブリ・パッケージの三番目のセットの平均押出力は26.47オンスであり、当該タンポンのトータルの吸収性は約8.00グラムであった。]
[0034] 「レギュラー」の吸収性にランク付けされるタンポン用綿撒糸を有するタンポン・アセンブリの四番目のセットとして、実施例1に示されるように、PP-EVAの水分を遮断する材料から成る包装によって封止され、連続的な周囲部分を封止することによって、空気から密封されたタンポン・アセンブリ・パッケージを準備した。タンポン・アセンブリ・パッケージの四番目のセットはまた、長い経年劣化のサイクル、例えば、7日間、華氏78度の温度で75パーセントの相対湿度(RH)に晒した。この経年劣化のサイクルの後に、上述したように、四番目のタンポン・アセンブリの押出力および他のものの測定を行った。その結果を以下の第2B表に示す。]
[0035] ]
[0036] 第2B表に示されるように、タンポン・アセンブリ・パッケージの四番目のセットの平均押出力は13.05オンスであり、当該タンポンのトータルの吸収性は約7.98グラムであった。]
[0037] 第2A表および第2B表のデータを比較すると分かるように、空気が入らず水分を遮断した包装において封止されたタンポン・アセンブリの平均押出力は、製品全体包装のされたタンポン・アセンブリの平均押出力を著しく下回った。例えば、13.05オンス対26.47オンスである。一方、トータルの吸収性は、7.98グラム対8.00グラムというようにほぼ同じであった。これらの例の結果は再び、より長い期間の露出にも関わらず、周囲部分を連続的に封止するタンポン・パッケージがタンポン・アセンブリを空気、水分、および不純物から守る包装によってタンポン用綿撒糸の時期尚早なブルーミングを最小化し、それゆえ当該タンポン・パッケージが晒される経年劣化の環境に関わりなく安定的な押出力をもたらす、という発明者たちの発見を実証している。]
[0038] 実施例3
「レギュラー」の吸収性を有するものとしてランク付けされたタンポン用綿撒糸を有するタンポン・アセンブリの五番目のセットは、実施例1に示されるように、製品全体包装の中に配置した。タンポン・パッケージの五番目のセットをその後、7日間、華氏90度の温度で90パーセントの相対湿度(RH)の経年劣化のサイクルに晒した。この長くてより湿度が高い経年劣化のサイクルの後に、タンポン・アセンブリの五番目のセットの押出力その他のものの測定を上述のように行った。その結果を、以下の第3A表に示す。]
[0039] ]
[0040] 第3A表に示されるように、タンポン・アセンブリ・パッケージの五番目のセットの平均押出力は36.06であり、当該タンポンのトータルの吸収性は約7.71グラムであった。]
[0041] 「レギュラー」の吸収性にランク付けされるタンポン用綿撒糸を有するタンポン・アセンブリの六番目のセットとして、実施例1に示されるように、PP-EVAの水分を遮断する材料から成る包装によって封止され、連続的な周囲部分を封止することによって、空気から密封されたタンポン・アセンブリ・パッケージを準備した。タンポン・アセンブリ・パッケージの六番目のセットもまた、長くてより高い湿度の経年劣化のサイクル、例えば、7日間、華氏90度の温度で90パーセントの相対湿度(RH)に晒した。この経年劣化のサイクルの後に、上述したように、六番目のタンポン・アセンブリの押出力およびその他のものの測定を行った。その結果を、以下の第3B表に示す。]
[0042] ]
[0043] 第3B表に示されるように、タンポン・アセンブリ・パッケージの六番目のセットの平均押出力は16.33オンスであり、当該タンポンのトータルの吸収性は約7.69グラムであった。]
[0044] 第3A表および第3B表のデータを比較すると、空気が入らず水分を遮断した包装において封止されたタンポン・アセンブリの平均押出力は、製品全体包装のされたタンポン・アセンブリの平均押出力を著しく下回った。例えば、16.33オンス対36.06オンスである。一方、当該タンポンのトータルの吸収性は、7.69グラム対7.71グラムというようにほぼ同じであった。これらの例の結果は再び、より長い期間の露出および高い湿度にも関わらず、周囲部分を連続的に封止するタンポン・パッケージがタンポン・アセンブリを空気、水分、および不純物から守る包装によってタンポン用綿撒糸の時期尚早なブルーミングを最小化し、それゆえ当該タンポン・パッケージが晒される経年劣化の環境に関わりなく安定的な押出力を供給する、という発明者たちの発見を実証している。]
[0045] 実施例4
「レギュラー」の吸収性を有するものとしてランク付けされたタンポン用綿撒糸を有するタンポン・アセンブリの七番目のセットは、実施例1に示されるように、製品全体包装の中に配置した。タンポン・パッケージの七番目のセットをその後、3日間、華氏90度の温度で90パーセントの相対湿度(RH)の経年劣化のサイクルに晒した。このより短くてより湿度が高い経年劣化のサイクルの後に、タンポン・アセンブリの七番目のセットの押出力その他のものの測定を上述のように行った。その結果を以下の第4A表に示す。]
[0046] ]
[0047] 第4A表に示されるように、タンポン・アセンブリ・パッケージの七番目のセットの平均押出力は31.38であり、当該タンポンのトータルの吸収性は約8.08グラムであった。]
[0048] 「レギュラー」の吸収性にランク付けされるタンポン用綿撒糸を有するタンポン・アセンブリの八番目のセットとして、実施例1に示されるように、PP-EVAの水分を遮断する材料から成る包装によって封止され、連続的な周囲部分を封止することによって空気から密封されたタンポン・アセンブリ・パッケージを準備した。タンポン・アセンブリ・パッケージの八番目のセットを、より高い湿度の経年劣化のサイクル、例えば、3日間、華氏90度の温度で90パーセントの相対湿度(RH)に晒した。この経年劣化のサイクルの後に、上述したように、八番目のタンポン・アセンブリの押出力およびその他のものの測定を行った。その結果を以下の第4B表に示す。]
[0049] ]
[0050] 第4B表に示されるように、タンポン・アセンブリ・パッケージの八番目のセットの平均押出力は15.16オンスであり、当該タンポンのトータルの吸収性は約7.78グラムであった。]
[0051] 第4A表および第4B表のデータを比較すると、空気が入らず水分を遮断した包装によって封止されたタンポン・アセンブリの平均押出力は、製品全体包装のされたタンポン・アセンブリの平均押出力を著しく下回った。例えば、15.16オンス対31.38オンスである。一方、当該タンポンのトータルの吸収性は、7.78グラム対8.08グラムというようにほぼ同じであった。]
[0052] 以上のデータは、周囲部分を連続的に封止するタンポン・パッケージがタンポン・アセンブリを空気、水分、および不純物から守る包装によってタンポン用綿撒糸の時期尚早なブルーミングを最小化し、それゆえ当該タンポン・パッケージが晒される経年劣化の環境に関わりなく安定的な押出力を供給する、ということを示している。そのように、タンポン・アセンブリの押出力における経年劣化の悪影響は、湿度の高い環境下に晒される場合を含んだ場合でも、減少させることができた。この改善を獲得するために、タンポン用綿撒糸の圧縮を増加させる必要はない。圧縮を増加させるとタンポンの繊維(典型的にはレーヨンから成る)が過剰にコンパクトにされてしまい吸収速度が減少するため、この点は有利な点である。すなわち、本願発明によれば、吸収性の減少を伴うこと無く、押出力の増加を防ぐことができる。タンポンの押出力を減少させることに加えて、空気から密封し水分を遮断する包装は、ユーザによく封止されたパッケージを提供する。それは、パッケージが開いてしまう(例えば、使用に先立って開く)危険性を減少させ、それゆえ当該パッケージが汚染されてしまう危険性を減少させる。また、PP-EVAの水分を遮断する材料からから成る包装は、消費者に柔らかくて(開ける時に)穏やかなパッケージを提供する。この改良された封止およびより穏やかなパッケージの開封の組み合わせが、消費者に提供される今までのタンポン・パッケージには見られなかった重要な利点であるということは、当業者によって理解されるべきである。]
[0053] 「最初」、「二番目」といったような用語はここで、いかなる順番、量、もしくは重要性を意味するものではなく、単に一つの要素を他の要素から区別するために用いられている。それに加えて、「a」、「an」という用語はここで、量の限定を意味するものではなく、むしろ少なくとも1以上の言及される対象物が存在することを意味している。]
[0054] 本願発明は、特定の具体例に言及することで説明されてきたが、従来技術を読んだり理解したりすることで、当該具体例に対する数多くの変形例および代替例が本願発明の技術的思想の範囲内(特許請求の範囲)に入ることが、当業者によって理解されるだろう。]
[0055] 10…包装材、10a…第一の側部、10b…第二の側部、10c…第一の端部、10d…第二の端部、12…タンポン・アセンブリ、14…内側のチャンバー、18…タンポン・パッケージ、20…封止部、22…第一の封止部、24…第二の封止部、32…第一の閉じ目、34…第二の閉じ目、36…側部の閉じ目、42…第一の閉じ目、44…第二の閉じ目、46…側部の閉じ目、50…構造、51…切り欠き、52…切れ目、100…結果]
权利要求:

請求項1
アプリケータの胴体部内に配置されるタンポン用綿撒糸を有するタンポン・アセンブリと、周囲部分を有する包装材とを備え、前記包装材は、前記周囲部分が連続的に封止されることにより前記タンポン・アセンブリを気密に封止しつつ内包する内側チャンバーを形成するタンポン・パッケージ。
請求項2
前記包装材は、水分を遮断する材料を有する請求項1に記載のタンポン・パッケージ。
請求項3
前記水分を遮断する材料は、熱可塑性材料を含んだラミネートを有する請求項2に記載のタンポン・パッケージ。
請求項4
前記水分を遮断する材料は、ポリオレフィン材料の層およびエチレン・ビニール・アセテート材料の層を含んだラミネートを有する請求項2に記載のタンポン・パッケージ。
請求項5
前記エチレン・ビニール・アセテート材料の層は、前記ポリオレフィン材料の層の内側に配置されている請求項4に記載のタンポン・パッケージ。
請求項6
前記連続的な周囲部分の封止は、第一の単一の周囲部分の封止部により実現される請求項1に記載のタンポン・パッケージ。
請求項7
前記連続的な周囲部分の封止は、第一の単一の周囲部分の封止部と、当該第一の周囲部分の封止部よりも前記包装材の周囲部分に近い位置に配置された第二の単一の周囲部分の封止部とにより実現される請求項1に記載のタンポン・パッケージ。
請求項8
前記第一の周囲部分の封止部および前記第二の周囲部分の封止部は、各々、単一の封止処理によって形成される請求項7に記載のタンポン・パッケージ。
請求項9
前記第一の周囲部分の封止部および前記第二の周囲部分の封止部は、同時もしくは連続的に実行される処理により形成される請求項8に記載のタンポン・パッケージ。
請求項10
前記連続的な周囲部分の封止は、前記包装材の第一の端部に形成される第一の端部の閉じ目と、前記包装材の第二の端部に形成される第二の端部の閉じ目と、前記包装材の側部に形成され前記第一の端部の閉じ目および前記第二の端部の閉じ目と交わる側部の閉じ目とを有する請求項1に記載のタンポン・パッケージ。
請求項11
前記第一の端部の閉じ目、前記第二の閉じ目、および前記側部の閉じ目が第一のグループを構成し、前記第一のグループが第一の連続的な周囲部分の封止部を形成し、前記第一の端部の閉じ目とは異なる他の第一の端部の閉じ目、前記第二の端部の閉じ目とは異なる他の第二の端部の閉じ目、および前記側部の閉じ目とは異なる他の側部の閉じ目が第二のグループを構成し、前記第二のグループが第二の連続的な周囲部分の封止部を形成する請求項10に記載のタンポン・パッケージ。
請求項12
前記包装材を破り開くことを容易にするための構造が前記包装材に設けられている請求項1に記載のタンポン・パッケージ。
請求項13
前記構造は、前記包装材の中に設けられた切り欠きを有する請求項12に記載のタンポン・パッケージ。
請求項14
前記構造は、前記包装材の上に印刷された切り欠きと、前記印刷された切り欠きの一部分に配置されたスリットとを有する請求項12に記載のタンポン・パッケージ。
請求項15
前記周囲部分の封止の実行に先立って、前記内側チャンバーから空気、水分、および不純物の排出処理が施された請求項1に記載のタンポン・パッケージ。
类似技术:
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同族专利:
公开号 | 公开日
GB2470856A|2010-12-08|
CA2719688A1|2009-10-01|
GB201015227D0|2010-10-27|
KR101211385B1|2012-12-13|
WO2009120732A1|2009-10-01|
US20090247981A1|2009-10-01|
KR20100127303A|2010-12-03|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
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